結論を先に書きます。AIエージェントに自分の資産データを渡したら、80歳までの40年ライフプラン表が、たった30分で出てきました。手元の資産が想定どおり育てば80歳時点で約1.7億円という、自分でも驚いた数字が返ってきました。
※ 当記事の数字はClaude Code を触り始めた頃の初期試算(インフレ未考慮の名目額)です。インフレ調整した実質ベースの最新計算は 「もし課金せずに投資していたら?AIで40年シミュレーションしたら約1.41億円超の差が出た話」を参照してください。
使ったのはClaude Code(AnthropicのAIエージェント)。指示はExcel関数でもプログラミングコードでもなく、日本語での指示のみです。両学長(リベラルアーツ大学)でも最近よく話題に上がっているAIエージェント。「便利らしいけど自分には関係ない」と思っていた管理人が、実際に使ってみたらあっさり考えが変わりました。
この記事では、AIに何を投げて、何が返ってきたのかを、実際のデータと一緒に共有します。「資産形成は始めたけど、可視化までは手が回ってない」という40代の方には、特に刺さる内容のはずです。
もともとこんな管理をしていた
Googleスプレッドシートで資産を記録していたのですが、ひとことで言うと「データはあるけど活用できていない」状態でした。
具体的には
- NISAの月次評価額をひたすら並べた表
- 副業(タイミー・シェアフル)の収入を手入力した表
- 過去からの資産推移をメモ代わりに記録した表
がそれぞれバラバラのシートに存在していて、全体像が一切見えない状態。数字は入っているのに「で、自分の資産って今どうなの?」が瞬時にわからない、というよくある状態です。

Claude(AIエージェント)にやってもらったこと
やったことはシンプルです。
スプレッドシートのデータをそのままClaude(AIエージェント)に渡して、「見やすく整理して、ライフプランも作って」とお願いするところからスタート。
ただし、一発で完璧な仕上がりになるわけではありません。最初の出力を見て「この表の順番を変えて」「ここをもっとわかりやすくして」と、気になる点をその都度自然な言葉で伝えながら仕上げていくイメージです。
コードは1行も書いていません。「こうしてほしい」を日本語で伝えるだけで、AIがその都度修正してくれます。慣れてくると、自分が本当に欲しいアウトプットを言語化する力がつく感覚もあります。
こう変わった
整理後のシートには、こんな内容が自動で追加されていました。
① ダッシュボード(KPIサマリー)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 月平均手取り総計 | 255,368円 |
| 4月末 総資産 | 5,687,646円 |
| NISA 含み損益 | +952,493円(+23.3%) |
ひと目で現状把握できる数字が冒頭に並んでいます。これがなかった。
② NISAのパフォーマンス記録が整列された
| 年月 | 評価額 | 累計投資額 | 含み損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/5 | 2,365,678円 | 2,400,000円 | −34,322円 | −1.4% |
| 2025/10 | 3,325,408円 | 2,750,000円 | +575,408円 | +20.9% |
| 2026/4 | 5,041,420円 | 4,088,927円 | +952,493円 | +23.3% |
開始からわずか約1年で含み益が+95万円を超えました。始めたのが2025年5月なので、ちょうど1年弱。
③ ライフプラン表が作られた

現在の資産・積立額・運用益をもとに、将来の資産推移シミュレーションまで自動で作ってくれました。
前提条件
- 想定年利:6%(保守的想定)
- 毎月の積立:新NISA 12万円 + iDeCo 2.3万円 + 楽天ポイント投資 0.09万円
- 積立期間:59歳まで(60歳以降は追加投資なし)
- 60歳でリタイア想定(生活費は月15万円・以降は運用と取り崩しで生活)
- 60〜64歳の生活費:iDeCoや投資資産から取り崩し
- 年金受給:65歳から月10万円(将来の年金制度の不安を考慮して少なめに見積もり)
- NISA取り崩し:65歳以降・年4%(4%ルール)
| 年齢 | フェーズ | 総資産(万円) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 40歳(開始) | 積立期 | 480 | シミュレーション開始 |
| 45歳 | 積立期 | 1,616 | |
| 50歳 | 積立期 | 3,136 | |
| 55歳 | 積立期 | 5,170 | |
| 60歳 | iDeCo取崩期 | 7,540 | iDeCo取り崩し開始 |
| 65歳 | 年金+投資期 | 9,105 | 公的年金受給開始 |
| 70歳 | 年金+投資期 | 11,166 | |
| 75歳 | 年金+投資期 | 13,608 | |
| 80歳 | 年金+投資期 | 16,526 | シミュレーション終端 |
このシミュレーションを見たとき、「あ、このまま続ければ大丈夫だ」と初めて実感できました。数字を持っているだけでは得られない安心感です。

やってみた感想
驚いたのは速さです。自分で手を動かせば半日はかかりそうな作業が、数分で終わりました。
それ以上に感じたのは、「整理されると行動が変わる」ということ。ダッシュボードで資産の動きが見えると、無駄な支出を見直したくなるし、資産が着実に増えているのがわかると素直にモチベーションが上がります。
データは持っているのに活用できていない、という人は多いと思います。AIエージェントはそのギャップを埋めるのが得意です。
まとめ:AIに任せたら見えてきた3つのこと
- 指示は日本語のみ。Excelもプログラミングも不要で、KPIダッシュボード・資産推移・40年ライフプラン表が揃った。
- 自分の数字を見える化すると行動が変わる。無駄な支出を見直したくなり、家計改善のモチベーションも自然と上がる。
- 40代でも、エンジニアでなくても使える。データさえ手元にあれば、AIが整理して未来まで見せてくれる。
資産管理のデータが手元にある方は、ぜひ一度試してみてください。半日かけてExcelで作るより、30分でAIに任せた方が、はるかに先まで見える結果になります。
使用ツール:Claude Code(Anthropicが提供するAIエージェントツール)。
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