【新NISA初心者向け】暴落で売らずに持ち続ける5つのチェックリスト|過去30年のデータと500万円溶かした実体験から

S&P500の30年推移・配当再投資込みで約22倍・過去の暴落は戻ってきたメッセージのアイキャッチ投資
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新NISAで投資を始めた人の多くが、まだ本格的に経験していないものがあります。資産が一気に30%以上減る大暴落です。

直近では2025年4月のトランプショック(関税発表による急落)がありました。ただ数ヶ月で戻った中規模の調整で、リーマン級・コロナ級の本格的な暴落は、新NISA勢の多くがまだ経験していません。

管理人は、トランプショックの混乱が落ち着き始めた2025年5月から新NISAをスタートしました。最初の数ヶ月は「これからどっちに転ぶか分からない」という不安を抱えながらの積立。それから1年、総資産は573万円まで積み上がりましたが、心のどこかで「いつか、これが半分になる日が来るかもしれない」と考えています。

この記事では、過去の暴落データと、過去に課金で大金を失った経験を持つ管理人の視点から、暴落が来た時にどう構えれば良いかを書きます。

この記事を読むと得られること

新NISAを始めたばかりで「もし暴落が来たら、自分は売らずに耐えられるだろうか?」と不安に思っていませんか?

結論:過去30年で大きな暴落は5回ありましたが、すべて回復してきました。売らずに持ち続けた人だけが、その後の上昇を取れています。

管理人は過去にソーシャルゲームで500万円以上を溶かして資産が230万円まで落ちた経験があり、お金を失う痛みは誰よりも知っています。だからこそ「暴落で売らずに済む準備」を本気で考えてきました。

この記事を読むと:(A)過去の暴落で売った人と売らなかった人で何が違ったか分かり、(B)あなた自身が暴落時に「売らずに持ち続ける」ための5つのチェックリストが手に入ります。

過去の暴落、実際どれくらい下がったか

新NISAで投資を始めた人にとって、過去の暴落データは抽象的な数字になりがちです。具体的にイメージできるよう、主な暴落をまとめます。

リーマンショック(2008年)

  • ピークから底値まで:-57%
  • 下落期間:約1年5ヶ月(2007/10〜2009/3)
  • 元の水準に戻るまで:約5年5ヶ月

仮に1,000万円持っていたら、底値で約420万円。約580万円が一時的に消える計算です。

ドットコムバブル崩壊(2000-2002年)

  • ピークから底値まで:-49%
  • 下落期間:約2年6ヶ月
  • 元の水準に戻るまで:約7年

リーマンより回復に時間がかかった暴落。テック株の割合が高い人は特に厳しかった時期です。

コロナショック(2020年)

  • ピークから底値まで:-34%(ドル建てS&P500)
  • 下落期間:約1ヶ月(5週間)
  • 元の水準に戻るまで:約半年

歴代でも珍しいスピード。下落も速いが回復も速かった暴落です。

2022年金利上昇局面

  • S&P500:-25.4%(ピーク2022年1月3日→底2022年10月)
  • NASDAQ Composite:約-36%(2021年11月19日〜2022年12月の真の底まで・2022年6月時点で-33%の弱気相場入り)
  • 下落期間:約1年

地味ながら、テック株中心の人にはコロナショック以上のダメージがあった暴落。

トランプショック(2025年4月)

  • S&P500:約-19%(ピーク2025年2月19日→底4月8日)
  • 短期急落:4月3〜4日の2日間で-10.5%下落
  • 下落期間:約7週間
  • 元の水準に戻るまで:約2.5ヶ月(4月8日底→6月27日最高値更新)

関税発表による急落。新NISA勢にとっては「初めての含み損」を経験した人も多かったはず。下げ幅としては過去の本格的暴落に比べると小さめだが、「投資した直後に資産が減る恐怖」を体感する機会になった出来事。

ドル建てと円建ては何が違うのか

新NISAで投資信託を始めた人のほとんどは「円建て」で投資しています。気にする必要はあまりないのですが、暴落データを読むときに混乱しやすいので整理します。

円建て投資(一般的な新NISA勢)

  • 商品例:eMAXIS Slim S&P500、楽天・全米株式(楽天VTI)、SBI・Vシリーズ等の投資信託
  • 仕組み:日本円で投資信託を購入し、評価額も円で表示される
  • 中身:米国株や全世界株(=ドル建て資産)だが、購入者から見れば「円で買って円で確認」
  • 為替の影響:円安進行なら基準価額が上がる傾向、円高なら下がる傾向(為替リスクは結局かかる)

証券会社の管理画面で評価額が「円」で表示されているなら、それは円建て投資です。新NISA勢の大半がこちらに該当します。

ドル建て投資(少数派・上級者向け)

  • 商品例:VOO、VTI、VYM等の米国ETFを米ドルで直接購入
  • 仕組み:証券口座で円→ドルに両替してからドル建てで購入・評価
  • 動き:米国の株価指数(S&P500)と同じ動きをそのまま受ける

暴落データはどっちを見ればいい?

ニュースで「S&P500が-34%」と聞いた時、これはドル建ての下落率です。日本人投資家の体感ダメージ(円建て)は、為替の動き次第で変わります。

通貨下落率(コロナショック)
ドル建てS&P500(ニュースの数字)-34%
円建てS&P500(一般的な新NISA勢の実投資)約-18%(eMAXIS Slim S&P500実績)
円高同時進行ケース(仮定)-50%以上の可能性

つまり、円建てで投資している人にとって「ニュースの-34%」は、そのまま自分の評価額に当てはまらないことが多いです。

  • 円安局面の暴落:下落率が緩衝される(コロナショック実例:ドル建て-34%が円建て約-18%に)
  • 円高×暴落の同時発生:ドル建ての下落率より大きくなる可能性

売らずに持ち続けるための5つのチェックリスト

暴落が来た時に「売らずに持ち続ける」ためには、暴落が来る前からの準備が9割です。以下の5つを今のうちにチェックしておきましょう。

📋 暴落が来ても売らずに済む5つのチェックリスト

  • □ 過去30年の暴落と回復データを1つでも具体的に知っている(リーマン-57%・コロナ-34%等)
  • □ 生活防衛資金を6ヶ月〜1年分は別口座で確保している
  • □ 投資資金は「向こう10年使わないお金」と決めている
  • □ 自動積立を継続する設定にしている(暴落時に手動で止めない)
  • □ 暴落時にニュース・SNS・資産残高を見すぎない覚悟がある

5つすべてチェックできれば、暴落が来ても「売らずに持ち続ける」確率が高まります。チェックできない項目があれば、後述の各セクションで具体的な対策を確認してください。

暴落時、頭の中で何が起きるか

数字よりも、実は心理面の方が厄介です。管理人はまだ大暴落を経験していませんが、ソシャゲ課金の失敗から学んだ「お金が消える時の人間の脳」について書きます。

パターン1:「もう少し待てば戻る」凍結

資産が日に日に減っていく。「動かなければ損失は確定しない」と思い、放置する。これ自体は正しい判断ですが、毎日アプリを開いて含み損を眺める行為が精神を削ります。

パターン2:「全部売って現金にしたい」衝動

「これ以上減るのは耐えられない。一旦現金化して、底値で買い直そう」と考え始める。

問題は、底値は誰にも分からないこと。売った直後に反発することもあれば、さらに下がることもある。タイミングを当てるのは、専業トレーダーでも難しい話です。

パターン3:「やっぱり投資はリスクだ」周囲の声

暴落時、メディアと周りの人がこぞって「だから言ったのに」「現金が一番」と言い始めます。暴落直前まで「投資すべき」と煽っていた同じメディアが、です。

これに引きずられると、長期投資の前提が崩れます。

パターン4:「分散したのに全部下がる」絶望

「リスクを抑えるために分散投資した」のに、暴落時にはほぼ全資産が同時に下がることがあります。コロナショックでは株式・債券・REITが同時に下落しました。

「分散の効果が出ない」と感じてパニックになる人も少なくありません。

暴落時にやってはいけない5つのこと

過去の暴落で生き残った投資家の共通点を整理します。まず避けるべき行動から。

  1. 全売却(パニック売り):暴落時に売ると、底値近くで売る確率が高い。売った後に反発すると、二度買い直せなくなる。
  2. 「下がりきってから買い直す」と決める:底値の判断は不可能。反発しても「もう少し待つ」と買い遅れる。結果、機会損失が膨大になる。
  3. アプリを毎日開く:含み損が日々増えるのを見るのは精神的にきつい。何もできることはないのに、感情だけ消耗する。
  4. メディアやSNSをチェックする:「リーマン再来」「世界恐慌」等の煽り見出しに引きずられる。「全部売った」報告ツイートを見て、自分も売りたくなる。
  5. 「今回は違う」と判断する:暴落のたびに「今回は構造的に違う」「資本主義が終わる」という言説が出ますが、過去の暴落でも毎回同じことが言われていました。「今回は違う」と感じたときほど、過去の人も同じことを感じていた、と思い出すのが定石です。

暴落時にやるべき6つのこと

  1. 何もしない:月積立は継続(給料からの自動引き落とし)。含み損は確定するまで「実損」ではない。過去の暴落も、すべて回復してきた事実を思い出す。
  2. アプリを閉じる:暴落期間(半年〜1年)はアプリを開かない。月1回、月末だけ確認する。余計な情報をシャットアウト。
  3. 生活防衛資金の安心感を確認:3〜5年分の生活費が現金であれば、暴落しても生活は続く。投資資産には手をつけずに回復を待てる。
  4. 過去のデータを冷静に見直す:リーマンショックでも約5年で元に戻っている。コロナショックは約半年。歴史的に、暴落から戻らなかった例はない。
  5. 暴落前にルールを決めておく:「下落X%で何もしない」「毎月X日に定額積立」など、平常時にルールを決めておき、暴落中は感情ではなくルールで動く。暴落の渦中で新しい判断をしないこと自体が安全装置になります。
  6. 信頼できる長期投資家の配信を見る:暴落時はメディアの煽り見出しに引きずられないよう、長期視点を持つ人の声を意識的に摂取するのも有効。管理人は両学長(リベ大)がまぐち夫婦S&P500最強伝説さん等の配信をよく見ています。「焦らず淡々と」「過去の暴落も戻ってきた」というメッセージを繰り返し聞くこと自体が、心の支えになります(※ 同じSNSでも「煽り見出しのメディア」とは性質が違うので分けて考えています)。

過去に大金を失った人間として、暴落をどう見るか

管理人は過去、ソシャゲ課金で大金を失った経験があります。これは戻ってこない損失でした。運営の調整一つで価値が消えるデジタル資産。

それと比べると、投資資産の暴落での含み損は、戻ってくる可能性が高い損失です。

種類損失額戻る可能性
ソシャゲ課金(過去の浪費)確定損失ほぼゼロ
投資資産の含み損(暴落)含み損高い(過去の歴史上)

この対比があるから、管理人は投資資産が暴落しても、ソシャゲ時代の絶望感ほどは凹まないと思っています。

一度本当のお金の消え方を見た人間は、「戻ってくるかもしれない損失」に対する耐性が変わります。これは強がりではなく、実体験の重みが心の支えになっている、という話です。

まとめ:明日からできる3つの行動

暴落で売らないために、明日から具体的にできることを3つにまとめます。

🎯 明日からできる3つの行動

  1. 暴落データを1つでも具体的に覚える
    リーマン-57%・コロナ-34%・2022年金利上昇-25.4%・トランプショック-19%。回復までの年数とセットで覚えておけば、暴落時の「想定内」が増えます
  2. 生活防衛資金が6ヶ月分あるか確認する
    別口座(普通預金)にあれば、暴落時に投資資金を取り崩す必要がなくなります
  3. 自動積立の設定を「止めない」と決める
    暴落時こそ安く買えるチャンス。手動で止めないことが「売らない」のと同じくらい重要です

過去30年で大きな暴落は5回ありました。すべて回復してきました。今のうちに準備しておけば、次の暴落が来ても「売らずに持ち続ける」確率が高まります。

参考データ出典

本記事で使用した暴落データの出典は以下の通りです。

💡 その本、「聴く」という選択肢

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