40代から新NISAを始めようと決めたとき、最初に手が止まりやすいのが「口座はどこで開くか」です。検索すると必ず出てくるのが楽天証券とSBI証券の2社。どちらも口座数トップクラスで、比較記事も山ほどあって、読めば読むほど決められなくなります。
先に結論です。
この記事の結論
- 投資信託をコツコツ積み立てるだけなら、どちらを選んでも運用成績に大差はつきません。主要な手数料はどちらも無料化が進んでいて、人気の低コストファンドはどちらでも買えます。
- 違いが出るのは ①ポイント経済圏 ②クレカ積立 ③銀行との連携 の3つ。つまり「投資の中身」ではなく「ふだんの生活との相性」で選ぶ話です。
- 一番もったいないのは、ここで迷って始めないこと。管理人はふだん楽天のサービスを使っているので楽天証券にしました。
管理人はソーシャルゲームの課金で資産を大きく減らしたあと、新NISAの積立で資産を作り直している側の人間です。この記事では、楽天証券を使っている管理人が、改めて両社を調べ直したうえで「どこが同じで、どこが違うのか」「40代から始める人はどう選べばいいか」を整理します。
先に「同じところ」——だから大差で失敗することはない
比較記事は違いばかり強調しがちですが、実は新NISAの積立に必要な部分は、両社ともほぼ横並びです。
- 売買手数料:投資信託の買付手数料はどちらも無料。国内株式の売買手数料も、両社とも無料化が進んでいます。
- 積立金額:どちらも100円から積立可能。月数万円の積立なら何の制約もありません。
- 商品ラインナップ:eMAXIS Slimシリーズなど人気の低コストファンドは、どちらでも買えます。オルカン(全世界株式)もS&P500も同様です。
- 新NISA対応:つみたて投資枠・成長投資枠とも、両社フル対応です。
つまり
「楽天証券にしたせいで増えなかった」「SBI証券なら儲かったのに」という事態は、長期の積立投資ではまず起きません。差がつくのは投資の成績ではなく、ポイントの貯まり方と日々の使い勝手です。
違いは実質3つ
① ポイント経済圏——ふだんどちらのポイントを貯めているか
楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイント(三井住友カード系)が貯まり、使えます。
楽天市場・楽天モバイル・楽天カードを使っている人は楽天証券、三井住友カードやOliveを使っている人はSBI証券にすると、ふだんの生活で貯めたポイントを投資信託の購入に回せて、無駄がありません。
管理人は楽天モバイル・楽天ふるさと納税など楽天のサービスを使っているので、ここが決め手で楽天証券でした。
② クレカ積立——どちらも「対応カードで積み立てるとポイントが付く」
毎月の積立をクレジットカード決済にすると、積立額に応じてポイントが付く仕組みが両社にあります。楽天証券は楽天カード、SBI証券は三井住友カードが対象です。
執筆時点(2026年6月)の概況だけ書いておくと、楽天カード(一般)は積み立てるファンドによって0.5〜1%、三井住友カードは年会費無料のカードで0.5%(付与には年間のカード利用額などの条件があります)、上位カードでは上乗せもあります。
還元率の細かい比較をしない理由
クレカ積立の還元率は、両社とも条件が細かく、しかも「予告なく変更される可能性がある」と公式サイトに明記されています。実際、ここ数年で何度も変わっています。○%の差で口座を選ぶと、改定のたびに後悔することになるので、還元率は「おまけ」と考えて、最新の数字は必ず公式サイトで確認してください。
なお、SBI証券には投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる仕組み(投信マイレージ)があり、対象ファンドの広さではSBIに分があります。こうした細かい優劣はどちらにも一長一短がある、と捉えておけば十分です。
③ 銀行との連携——生活のお金の置き場所
楽天証券は楽天銀行、SBI証券は住信SBIネット銀行やOliveとの連携が前提の設計です。連携すると、普通預金の金利優遇や、証券口座への自動入出金(自動スイープ)が使えます。
毎月の積立は銀行口座からの自動引き落としで完結するので、「どちらの銀行をメインにしているか・したいか」も選ぶ材料になります。
40代から始める人の選び方——判断はシンプルでいい
整理すると、選び方はこれだけです。
40代の口座選び・判断基準
- 楽天のサービスをよく使う(楽天市場・楽天カード・楽天モバイルなど)→ 楽天証券
- 三井住友カード・Oliveを使っている、コンビニ利用が多い → SBI証券
- どちらでもない・こだわりがない → どちらでも大丈夫です。強いて言えば、スマホの画面や操作の好みで選んでも、長期の結果は変わりません。
口座開設はどちらも無料で、維持費もかかりません。両方開設して使い分けている人も珍しくありません。大事なのは「どっちが正解か」を悩み続けることではなく、決めて、積立の設定を済ませてしまうことです。
40代は、20代と違って「あとで挽回する時間」が短くなっていきます。管理人自身、課金をやめて積立を始めるまでの空白期間を今でも惜しく思っています。口座選びで何週間も止まるくらいなら、生活との相性で決めて、今月から始めるほうがずっと前進です。
管理人の場合——楽天経済圏なので楽天証券
管理人は楽天モバイルや楽天ふるさと納税を使っていることもあり、楽天証券で新NISAを運用しています。毎月の積立は月10万円+余剰金。積み立てているのは全世界株式とS&P500のインデックスファンドだけで、個別株や流行りのテーマには手を出していません。
その積立がいまどうなっているかは、新NISAから始まった人生再構築の記事と、毎月の資産公開ページに実数で載せています。
もし「自分の場合、月いくら積み立てたら何年でどうなるのか」を見てみたい方は、資産形成シミュレーター(無料・登録不要)でその場で試せます。
まとめ:口座は「生活との相性」で決めて、今月から始める
- 積立投資の成績そのものは、楽天証券でもSBI証券でも大差はつかない
- 違いはポイント経済圏・クレカ積立・銀行連携の3つ=ふだんの生活との相性で選ぶ
- 還元率の細かい差は変わるもの。そこで悩んで止まるのが一番の損
口座開設はこちらから(どちらも無料)
生活防衛資金(当面の生活費)は残したうえで、余裕資金での長期・分散・積立が基本です。





